用途別に眼鏡を分ける理由とは、遠視という眼の構造にあります。
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（Ⅰ）調節力が多く失われる年齢では、強い遠視の為に網膜の後ろで結ばれた焦点を、水晶体が厚くなって網膜上に合わせる事は不可能になります。完全矯正の値で「+4.00D」程の遠視が存在する場合、その裸眼視力は近視の中等度-4.00Dと同様に視力表の0.1を判別する事は困難のままです。
（Ⅱ）近視眼であれば眼鏡を外せば手元は良く見えますが、屈折異常が「遠視」である為に裸眼でのピントは網膜上に結像されず、遠方・中間・近方の全ては凸レンズを用いて網膜上にピントを合わせなければなりません。同じ4.00D同士でも符号が（+）と（-）では全くの別世界となります。 |
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| 遠視眼の矯正は【集光】です。網膜の後ろにあるピントを手前に移動させて、網膜上に合わせる事が目的になります。 |
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| 近視眼の矯正は【拡散】です。網膜の前にあるピントを奥に移動させて、網膜上に合わせる事が目的となります。 |
遠視の裸眼はどこにもピントが合わないので、遠用・遠近両用・中近両用を使う
| 一般に「サングラス」というと度数が付いていないものを言いますが、普段の眼鏡には度数が付いているのにサングラスは度数が付いていないものをお使いになっている人もおります。こういった使い方は間違っており、特に遠視の眼は度数を付けてカラー染色したものを「サングラス」として使わないと眩しさ避けになりません。逆に、近視の場合は度数を付けないでカラーレンズだけでは更に裸眼視力は落ちてしまいます。度付きサングラスを使いましょう。 |
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完全矯正度数と眼鏡
【完全矯正＝色々な眼鏡を作る上で、全ての土台となる度数】 眼鏡処方は遠用単焦点（偏光レンズ） 【運転で使う眼鏡は、単焦点（偏光レンズ）】 |
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他に遠近両用・中近両用を使用
【普段使う眼鏡は、遠近両用】 【仕事用の眼鏡は、中近両用】 |