眼精疲労には、調節力をアシスト

眼精疲労には、調節力をアシスト

アシストとは「助け・補助」という意味ですけど、ここでは「抑えてあげる」というイメージです。「眼鏡は視力を出すもの」と考えがちですが「視力を出したために不調が起きる」ものでもあります。このあたりをよく理解している眼鏡屋さんなら安心なんですが、「よく見える眼鏡=良い眼鏡」こう思っている人が多いのも事実。

 

遠くを見ている時の眼は、水晶体が薄い状態になっています。近くを見た時に水晶体が薄いままだと網膜の後方にピントがズレるので水晶体が厚くなって光の屈折を強めて網膜上にピントを戻します。この働きを「調節」と言います。若い人の眼は瞬時に「調節」を行っているので自覚する事はありません。
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💡ここからが重要!

【1.2の良好な視力で裸眼生活の人】【近視のために視力が悪くて眼鏡矯正して1.2の視力になっている人】この2人の眼の中は同じ条件になっています。という事は双方とも同じ不調が現れます。
 
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眼精疲労は近くを見ている時に起こります。その原因は水晶体を厚くしたり薄くしたりする”毛様体筋”です。眼科では”調節筋”とも言ったり”眼の中の筋肉”という言い方もします。近くを見ている時の眼の中は、常に近距離にピント合わせをおこなう”調節”状態になるので、水晶体を厚くし続けるために毛様体筋が絶えず働きっぱなしとなります。これが眼精疲労の原因です。
 
 
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現代は近距離の仕事が多いから、毛様体筋への負担を和らげてあげないといけません。(まるっきり”ゼロ”には出来ませんけど。)

若い人でもこういう症状を訴える人がいます。
■近くを見ていて、遠くを見るとぼやける。
長時間水晶体が厚くなっている状態から、遠くを見てもすぐには薄く戻らない。
■仕事で1日中PCを使う。頭が痛くなったり目頭が重くなる。
十中八九、眼鏡の度数が遠方完全矯正になっている可能性あり。
■午前中より午後の方が近くが見にくい。
毛様体筋に負担がかかっているから、疲労が蓄積する午後の方が見え方が悪くなります。
 
 
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遠くが良く見える1.2や1.5の視力になっている眼鏡で近距離を見るためには、毛様体筋がグングン働いて水晶体を厚くして網膜にピントを合わせます。(仮にこのレンズの度数を-5.00Dとします。)
【前者:車の運転もするし、パソコンもたまにやる】という人ならそのままでOKですが、【後者:仕事中は毎日8時間はモニターを見ます】という人もいます。後者は要注意!仕事用に別途の眼鏡が必要です。老眼の年齢じゃなくても仕事の距離が楽に見える度数にする必要があります。
 
 
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-5.00Dで視力が1.2なら、その半分の0.6程度の視力にすると手元が楽に見えて室内がやっと見える程度になります。そのレンズで近距離を見ると、さほど網膜の後方にピントがずれませんから水晶体を厚くする力も最小限となりますので、毛様体筋に負担がかからない眼鏡となります。
 
 
 
こういうレンズもあります。

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基本は単焦点レンズでOKですが、単焦点はデスク周りだけが見やすくなります。もうちょっと先の方まで見えるようにレンズの上下で度数が異なる設計になったものです。近視の人が最もfitします。室内なら問題なく歩けます。



 
 
 
 

調節力に頼らない眼

網膜のかなり手前に焦点があって近くを見てもまだ網膜上にピントが合わないから、凹レンズで網膜上にピントを合わせるので、水晶体を厚くする「調節」とは無縁です。

 

近見視で毛様体筋(調節筋)を働かせ過ぎるために起こる眼精疲労ですが、調節力に頼らない屈折度数を持っている眼の人がいます。
①裸眼ではっきり見える距離が手元にちょうど合っている人。
②裸眼ではっきり見える距離が近すぎるから凹レンズで距離を伸ばす人。
この2パターンはいずれも「近視」
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眼の度数が赤枠で囲っている人の場合、眼鏡のままだとピントが網膜より後ろにズレるので調節力を用いる事になりますが、裸眼で近距離を見れば網膜上にピントが合うので若い人も老眼年齢の人も毛様体筋を働かせることなく見る事が出来ます。
 
 
 
 
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こちらの度数の人達は強度です。裸眼ではっきり見える距離が近いために文字を読む時などは顔を近づけないとなりません。少し離すとぼやけて見えなくなってしまいますから、30㎝や40㎝の適度な距離で読むためには凹レンズが必要です。網膜上にピント合わせをする目的の「凹レンズの近用眼鏡」です。この場合も毛様体筋を働かせることなく近距離を見る事が出来ます。
 
 
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「近視」の眼だけではなく、近視性乱視の眼も含まれます。コンタクトレンズを買う人で、あえて乱視用にしない人は”等価球面換算”と言い、乱視のパワーの半分を近視の度数に足す方法を用います。こういう度数の人も裸眼の明視距離が非常に近いです。