黄斑上膜ができるまで

黄斑(おうはん)部と、硝子体(しょうしたい)

 
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【黄斑】
黄斑は、光を感じるセンサーである網膜の中心に位置し、1.0以上の良い視力で見える部位です。黄斑以外では、はっきりと見えているのではなく、ボーとみえており、文字を読むことができるような視力は得られません。
※(視力がでない人でも、この黄斑以外の部位が明るさ等を感じ取るので、plane(度無しレンズ)を使わないで度数を入れてあげる事も重要。遠用眼鏡や近用眼鏡で、見えない方の眼を度無しレンズにするよりも片眼と同じ度数を入れた方が明るくなって装用感が良くなる場合がある。)

【硝子体】
眼の中は硝子体というゼリー状の液体で満たされています。水晶体の後ろ側にあり、コラーゲン線維と水を含んだヒアルロン酸を成分としています。硝子体は、眼球の形を保ちつつ衝撃を和らげ、光を網膜へ通す役割を担います。


後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)

 
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若い頃の硝子体は網膜にしっかりと付着していますが、加齢と共にゼリーが少しずつ液状化して硝子体内に液体が溜まった小部屋のようなものが出来てきます。これを離水(りすい)と言い、小部屋が大きくなったものを液化腔(えきかくう)と言います。離水によって出来た液体の溜まった液化腔は、硝子体後方スペースへ流れ出します。この空洞を「硝子体ポケット」と呼びます。その中には水分が溜まっており硝子体ポケットの後ろ側は、薄い硝子体皮質だけで黄斑部網膜に接しています。
 
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硝子体は、加齢と共にコラーゲン線維が縮んで網膜から離れて前方に移動します。その結果、硝子体と網膜が剥離して後部硝子体剥離が起こります。加齢に伴う自然な変化であり、誰にでも起こりうる現象です。※中等度以上の近視の場合には10年位早く起こります。後部硝子体剝離が起こると、丸い輪のような混濁ができます。この混濁が飛蚊症の原因となります。
 

代表的な症状は、飛蚊症と光視症
飛蚊症(ひぶんしょう)
黒い糸くずや虫のような影が、目の動きに合わせて動いて見える症状です。硝子体の濁りや、硝子体が網膜から離れる際に生じた影が原因です。
光視症(こうししょう)
視界の端に「ピカッ」と光が走るように見える現象で、硝子体が網膜を引っ張る際に光を感じることで起こります。


黄斑上膜(おうはんじょうまく)

 
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黄斑上膜

黄斑上膜は、黄斑前膜(おうはんぜんまく)とも呼ばれ、物の見え方に重要な黄斑部にセロファン状の膜が形成されてしまう疾患で、加齢による後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)という現象が原因で生じます。硝子体の老化による収縮がきっかけとなっていて、50~70歳代に多いと言われています。

黄斑上膜の出来かた

後部硝子体剥離が起こる際に、硝子体ポケットの後壁の一部に穴があき、後壁(硝子体の皮質)だけが網膜側に張り付いた状態となります。


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