70代と80代の女性、白内障の手術前と手術後
いつも眼鏡が手放せなかった眼が、白内障の手術後は裸眼で過ごせる眼に。 |
■この例は近方合わせと言います。術後、手元と身の周りに裸眼の焦点が合うようになったのです。 子供の頃から近視で、大人になってからも近視が強いためにいつも眼鏡をかけていた人に対して行う事が多く、眼内レンズの度数調整を行って、手術後は手元と身の周りに焦点が合う「弱い近視の眼」に変わるとこのような結果になります。1日の大半を室内で過ごす高齢者にとっては、とても生活がしやすい眼になります。 |
通常、白内障の手術で使う眼内レンズ(人工水晶体)は【単焦点眼内レンズ】と言い、「遠く」もしくは「近く」にピントが合うレンズです。そのため、白内障の手術後の見え方には次の2通りの合わせ方あります。
(1)老眼鏡だけ使うようにして、遠くは裸眼で見えるように焦点を合わせる【遠方合わせ】 |
白内障手術後に作った眼鏡の費用は、医療費控除の対象になります。治療した翌年の2月16日から3月15日の確定申告時に税務署に提出して下さい。詳しくはこちら |
白内障の手術は、正式名称「水晶体再建術」と言い、保険会社の手術給付金の支払対象となっている事があります。事前に保険会社に確認しましょう。入院をともなわない日帰り手術(外来手術)でも、約款に定める対象となる手術に該当した場合、手術給付金を請求出来ます。レーザーで処置をする後発白内障も同様に手術給付金の対象です。 【左右同日に手術を受けた場合】 【左右別日に手術を受けた場合】 |