中間距離用の眼鏡について

読書の距離よりも先の方にピントが合うようにする。

 
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眼の中で遠方⇔近方の切り替えがスムーズに出来ない年齢になってくると、中間の距離にも支障が出てきます。【遠⇔近】のピント合わせを御自身の眼で出来る若年齢は、中間距離に支障は起こりません。中間距離というのは、老眼よりも先の所です。


趣味等で必要な事が多い

 
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●デスクトップパソコンのモニターが離れている
眼から33cmの所でピントが合うように作る老眼鏡ではぼやけてしまいます。

コーラス等で使う楽譜
楽譜は、通常の老眼鏡よりも遠くに持ちますので、手元にピントを合わせてある老眼鏡ではぼやけてしまいます。

ピアノ
ピアノも同様に楽譜を見る時のピントが合う距離は、通常の老眼鏡(33cm)よりも遠くしないと見えません。

中間距離にピントを合わせるには
普段から遠視や乱視の眼鏡をかけていて老眼鏡も使っている人は、老眼の度を弱くしていくとピントの合う距離が伸びて中間距離に合ってきます。
良い視力に合わせてある近視や乱視の眼鏡を普段かけている人は、半分程度に視力を下げると中間距離にピントが合ってきます。
普段から遠近両用(累進多焦点)を使っている人は、中間度数が入っているレンズの真ん中の狭いところで見るよりも、「遠方度数」と「近方度数」を省き、中間の度数だけで作った単焦点レンズの方が断然見やすく出来上がります。

遠方視力が良い人の場合、普段は「裸眼」。文字を見る時「老眼」を使います。視力が悪い人の場合、普段でも眼鏡をかけて近くを見る時も眼鏡が必要ですが、老眼よりも先の中間距離というのは【裸眼】【遠用眼鏡】【近用眼鏡】でもピントが合わない為、新たに中間用眼鏡が必要です。


ドクターも中間用眼鏡を持っている人が多い

 
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【明視距離 1m前後】
この距離になると、遠方の視力を下げた眼鏡の方が疲れず柔らかな見え方になります。車の運転が出来るような強い眼鏡ではなく、室内重視の合わせ方をした眼鏡が良いでしょう。視力を1.0や1.2に矯正された眼鏡よりも0.6や0.7の弱い矯正の方が眼も楽です。また、コンタクトレンズを使用している人の場合、コンタクトは基本的に遠くを良く見えるように合わせますので、コンタクトをつけたままで、上から+1.00D ~ +1.50Dなどの眼鏡をかけると度数が弱まって中間距離が見やすくなります。