べっ甲眼鏡の修理依頼方法

 
DSC_0040
修理品は、「宅配便」「ゆうパック」「対面受取り型のレターパックプラス」で送って下さい。
 見積もりを出した後、作業に取り掛かります。 
【修理品の撮影が可能な方】
事前に「修理の可否」「おおよその見積もり額」「おおよその納期」を知りたい方はスマートフォン / パソコンから、画像を下記アドレスまでお送りいただいてもけっこうです。破損している箇所の画像だけでなく、べっ甲の色・斑(ふ)が分かるように、フレームの全体画像も撮影して下さい。「修理の可否」「おおよその見積もり額」「おおよその納期」が分かり次第、返信をいたします。
【email】iwatamegane@t.toshima.ne.jp

到着した品物をべっ甲職人が見てからが正確な見積もりとなります。再度、「修理金額・納期」を返信いたしますので、御納得頂いてから修理にとりかかります。
※破損状況によって異なりますが、見積もりが出るまでの期間は「2日~1週間」です。

【修理品の撮影が不可能な方】
品物を送る前に必ずお電話で、破損状況・べっ甲の色と斑(ふ)・フレームデザイン(オール甲、べっ甲とリムのコンビネーションなど)を教えて下さい。その後に修理品をお送り下さい。お電話にて承る事も多いので、パソコン等が苦手な方でも御安心下さいませ。「見積もり額」「納期」が分かり次第、折り返しの連絡をいたしますので、御納得頂けましたら修理にとりかかります。御納得頂けない場合は当店の送料負担にて品物を返送いたします。
【連絡先】03-3947-8518
※破損状況によって異なりますが、見積もりが出るまでの期間は「2日~1週間」です。

【修理品の送り先】
〒170-0003 
東京都豊島区駒込1-35-6
有限会社イワタメガネ

※日曜・祝日以外に到着するようお願いします。(午前9:30 ~ 午後6:30が営業時間です。)

■なお、修理料金が¥30000を超える場合は前金にてお願い致しております。支払い方法は銀行振り込みとなります。べっ甲枠の総磨き¥11000(税込)などの場合は、代金引換ゆうパックにて発送しますので配達の郵便局員にお支払い下さい。


べっ甲総磨きの料金は一律ですが、べっ甲枠の修復を行う際に使用する「べっ甲の量」や「色と斑(ふ)」は職人が判断しますので、その時の状況により変動するのがあたり前です。オールべっ甲枠のオーダーについても、その時のべっ甲の仕入値によって価格が変わる事がございます。


先ず、インターネットオークション等で安価に手に入れたべっ甲フレームだからといって、修復も安価ではありませんので誤解せぬようお願いいたします。
次に、色目を合わせた甲羅を積み重ねて水蒸気と熱で圧縮接着し、ブロックにした状態から手作業によって幾つかのパーツに分けて切り出し、継いで仕上げる国内生産品と違い、海外生産品は1枚の薄いべっ甲シートを作って型抜きする技法です。見た目には分かりませんが「海外製品なので製作工程が日本と異なる為、修復は不可です。」と職人から返事がかえってくる事もあります。


日本のべっ甲眼鏡作成

 
DSC_0040
これは白甲になります。
 
 
 
DSC_0040
鉄板の間に甲羅を重ねて水蒸気と熱で接着させます。水と共に加熱すると出てくるゼラチン質の【膠(にかわ)】というものが接着剤の代わりになります。
 
 
 
DSC_0040
接着された甲羅から必要な範囲を切り出します。このブロック状をヤスリで削って眼鏡のパーツに仕上げていきます。
 
 
 
DSC_0040
このように眼鏡の前枠だけで1.2.3パーツに分かれます。両端1と3が白甲、2中央が黒味のある甲です。この3パーツを継いで前枠を作っています。いっぺんに「前枠を1枚」「テンプルを1本」は作らず、幾つかのパーツを継ぎ目など見えずに継いで眼鏡フレームを完成させるのが日本の技法です。