先セルの交換・テンプルを詰める・ケーブルに交換

【先セルの交換】

経年劣化が原因で樹脂で出来ている耳にかかる部分(先セル)は、ヒビ割れて来ます。ヒビ割れた箇所に髪の毛が挟まったりしますので交換した方がよいです。
最初から付いている先セルと同じ物はありませんが、「交換用」としての先セルがあります。
 
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【ツルが長すぎる場合の技術、テンプル詰め】
意外と見落としがちなのが、お顔が小さい場合にフレームのツルが長すぎていることが多いのです。耳にかかる部分(先セル)を熱して外し、中の芯を切ってツルを短くすることが出来ます。

※芯が同じ太さでないと出来ません。また、耳にかかる部分(先セル)が外れないフレームもあるので全てのフレームが出来る訳ではありません。テンプルつめは、先セルが付いているメタルフレームが対象です。
 
 
【ツルを1cm短くする例】
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画像の例は芯を1cmカットしていますが、5mmカットするだけでもかなり違います。基本的には当店で眼鏡一式をお作りいただいた御客様、または当店でフレームを購入いただいた御客様だけに行います。
先セルは熱して抜くのですが、持ち込み枠の場合、熱している最中に縮んだり変形して抜けなくなってしまった場合、どうにもなりませんのでお断りしております。


テンプル詰めが出来ないフレーム

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テンプル詰めは、芯を切った分先セルが奥に入ります。このように太さが違っているデザインのフレームはテンプル詰めが出来ません。


ケーブルに交換する(子供)

強い遠視や近視の眼鏡が必要になったら、フレームのずれ落ちも視力矯正に影響が出ます。小さい子供用は耳にかかる部分がケーブルのフレームが多いですが、小学校高学年の子でもケーブルを希望すればケーブル付きに出来ます。
 
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小学高学年 遠視矯正眼鏡

眼科で強い遠視を矯正するための眼鏡処方が発行され、適切に度数の効力が得られるようにメタルフレームをケーブル付にしました。