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| 視力検査表の一番下は、眼の表面の角膜に関係する検査を行う【乱視表】です。乱視は、眼鏡レンズで矯正が出来る「正乱視」と、怪我や事故、円錐角膜が原因で眼鏡レンズでは矯正する事が出来ない「不正乱視」に分かれます。レンズの役目をしているのは角膜と水晶体で、角膜は眼球全体の屈折力60Dのうち、40Dの屈折力を担っています。この角膜に歪みがなく完全な球面の場合は、角膜を通過した光線は眼の中で1つの焦点となり乱視の症状は現れませんが、角膜が球面ではなく、歪みがある場合、歪みというのは縦・横のカーブに違いが生じている場合、角膜を通過した光線は眼の中で2つの焦点が出来ます。焦点が2つ出来る事を乱視と言い、この2つの焦点が原因でブレて見えるのです。 |
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| 近視の場合、弱度~中等度なら8~9割程、強度ならそれ以上の近視の度数を先に合わせて、遠視は目いっぱいに合わせてからこの【乱視表】を見せた時、角膜の縦・横のカーブが均等ではない眼には、同じ太さ・濃さで構成されている放射状の線が同じ太さと濃さに見えず、 濃く強調された線と、薄くはっきりしない線が現れます。 |
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| 乱視が発生しない角膜とは、球の形をした表面の【縦・横の経線】に乱れがない均一のカーブ面である事です。この均一面を光線が通過すると、焦点は「1つ」に結ばれます。正視であれば矯正は不要。近視や遠視であれば、眼軸の長短が関係し、焦点は網膜の前後になってしまうので、網膜上に結像させる為に凹レンズや凸レンズを使います。 |
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| 乱視が発生する角膜とは、角膜経線の縦方向と横方向に違いが生じている角膜です。縦方向と横方向の経線に違いが生じている角膜は均一のカーブ面ではなく、屈折が強い経線と屈折が弱い経線になります。縦方向が強く屈折していたり、横方向が強く屈折していると、90°反対の方向は弱い屈折となります。これが角膜に乱視が発生する原因です。
縦方向の経線と横方向の経線のどちらかが強い経線となって、その90°反対側の経線が弱い経線となっている角膜に光線が入ると、眼の中では焦点が一点にならずに焦点は2つになります。一点に焦点が集中せずに焦点が2つになる事で物がダブって見えるのです。
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| 直乱視や倒乱視の他、斜めの乱視「斜乱視(しゃらんし)」というのもあります。45°方向や135°方向が強い屈折となっている角膜です。水平方向が強く押された倒乱視の角膜を右斜め、左斜めに寝かせた形が斜乱視です。弱主経線が45°前後、135°前後なので矯正する為には度数を斜め方向に入れます。 |
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| ■直乱視や倒乱視のように乱視の度数が「垂直」「水平」の方向に入るのではなく「斜め」に入るので、若年時から斜乱視の眼鏡をかけている人は問題なく順応出来ますが、成人以降は順応が難しくなります。弱い乱視であれば省いてしまっても、近視や遠視の度数だけで良好な視力となるので不都合にはなりませんが、乱視が強くて省く事が出来ない人もおります。斜乱視を合わせる必要がある時は、実際の斜め軸度ではなく、装用可能な軸度に修正して眼鏡処方を行う必要があります。そして、「片眼が斜乱視」「片眼は直乱視」または「倒乱視」というような事も多々あります。乱視矯正が必要な眼、乱視矯正が不要でも問題がない眼を見極めなければなりません。
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