月: 2024年2月

507XX one side tab

 
リーバイス506xx（1st）の次になる507xx（2nd）は、製造期間が1952年～1962年頃だと言われています。1936年から1952年に使用されているタブが、通称「片面タブ（one side tab）」 と呼ばれており、片側のみに刺繍が施されているものです。1953年からは両面に刺繍を施した 「両面タブ」へと変更されています。  
 
 
 
これはインターネット画像ではありませんよ！レザーパッチはとれてしまってますが私物の片面タブ507xxです。デニムジャケットもジーンズ同様にパッチなんてなくてもディティールで分かりますので御安心を。shopのスタッフは2秒で判断できちゃいます。

507xx
初期型 片面タブのレザーパッチ1952年
前期型 両面タブのレザーパッチ1953年～54年
後期型 紙パッチのギャラ入り1955年～62年

   
 
まず、ボタン裏の刻印は「17」です。
次にレザーパッチの年代なのか？紙パッチの年代なのか？
ウェストバンドのステッチが上下共にチェーンステッチだったら紙パッチの507xxで、上がチェーンステッチ、下がシングルステッチならレザーパッチの507xxです。これは上がチェーンで下がシングルになってますでしょ？レザーパッチの507xxです。

極め付けがここ！

前立て部分のフロントヨーク（トップボタンから直線に入ったステッチ）に注目です。
★「レザーパッチ」⇒襟付近から下に向かってのステッチが下に突き抜けないで横に走る。コの字型とも言います。
★「紙パッチ」⇒ステッチがそのまま下まで突き抜ける。  
 
イエローステッチなので見にくいので赤い線を書きました。レザーパッチのステッチです。ウエストバンドの上下ステッチと、ここの部分をチェックすればパッチがとれていてもレザーパッチだったのか、紙パッチだったのかわかります。  
 
画像を見ると真っ直ぐではなく、右に曲がってるのがわかると思います。Gジャンをハンガーに掛けても右に曲がります。不良品？？とかアホみたいな事言わないでくださいね。リーバイスは右撚（よ）りデニムの代表格です。撚り⇒糸のねじれです。ジーンズもジャケットも右にねじれます。不良品ではありませんからね。

sizeは38です。サイズ的にピッチピッチですが着れます。でも私は着ません。これは女性（30）が着ます。 1 size overで着れるからかっこいいです。👇着用image✌