創業45周年フェア「本物のメガネとの出逢い」

日本国内では、眼鏡本来の「視力補正」という概念から大きく外れ「顔に似合ってさえいればそれでいい」という感覚が広まりつつあり、眼鏡矯正の経験無しで利益追求のためにこの業界に進出してきて「安かろう悪かろう」の商品を扱う経営者も多くおります。
また、商品の流通においても以前とは違う動きに変わってきております。ブランド衣料品の外資系企業による国内の眼鏡メーカー買収が加速しているのです。いちどに100本近い仕入れがある眼鏡店とだけ契約するという卸し業務をされてしまうために、小規模で営業している眼鏡店ではどこの店も仕入れに頭を悩まされているのが実情です。今まで長く扱っていたブランドフレームの製造販売権がどんどん外資系卸し企業の元に流れてしまうから、良いものを少しずつ買えないのです。

そのような中でも、日本の老舗眼鏡卸し商社は外資系企業のような大口注文には走らず、「量販店とは取引をしない」という規則の基、昔からのお得意様の長い取引き歴による信用を重要視し、店舗の大小に関わらず少量でも仕入れが出来ます。
普段そうやって仕入れている日本製及び外国製の眼鏡フレームをホームページ上では一部ですが、創業45周年フェア「本物のメガネとの出逢い」というかたちで御紹介させていただきます。

 
【当店の眼鏡作成について】

眼科医と連携して長きに渡って患者さん達の眼鏡処方をしてきた経験を生かした眼鏡販売をおこないます。

■ご自身の屈折矯正で、幼い頃から苦労してきた人には「朝から晩まで使いやすい眼鏡」を。

■これから初めて眼鏡をかける子供や、老眼の過渡期にあたる人には「数年先を考えた度数の眼鏡」を。

■高齢による眼疾患のために手術を受けた人には「術後の眼に合った必要な眼鏡」を。

10年や15年では習得できない「眼の知識・フィッティング調整・加工技術」を持っていますので、専門店らしい眼鏡を製作してまいります。

 
【当店の商品仕入について】

長く営業していますと、眼鏡フレームのいろいろな卸し業者が訪問します。中には驚くような卸価格の商品が現実にあるのです。私達は、昔の眼鏡フレームを熟知しており、その着眼点は非常に厳しいものと自負しておりますので、「目先の欲」を追ってお客様の信用を失うような事はいたしません。創業当初から取引している老舗眼鏡卸し商社との関係は、双方の代表が代替わりした後も友好な関係を保ち、大きく手を広げるような事はいたしません。


国内シェア「96%」

日本のメガネ産地と言われている福井県鯖江市。その起源は農家の副業です。農業が出来なくなる雪深い冬の期間、生活の向上を図る目的として関西から招いたメガネ職人さんから教わったのが始まりです。一軒一軒の農家で眼鏡の各部品を作り、発注元で1本のフレームにするという「問屋制家内工業」
鯖江市には単体の小さな会社が沢山出来ました。蝶番(ちょうつがい)1つにおいても、Aという会社は、
蝶番のこの部分を作る会社で、隣のBという会社はAが作る部分とは違う部分を作る会社で、cという会社は蝶番のネじを専門に作る会社。というような分業です。現代はメーカーにおける一貫製造ですが、鯖江市の眼鏡作りのルーツは「農家」という単体からなるもの。

  Materials  

■アドバンス

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学生から大人まで人気のラウンド型とボストン型の男女兼用メタルフレームです。上下の深い形は視野が広く、流行に左右されない定番品。


■ヴァリアシアン

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男女兼用で個性的なデザインが目を引きます。通常のメガネフレームは、左右のレンズ枠と中央のブリッジ、両端のテンプル(つる)を溶接で繋ぎ合せていますが、このフレームは一切の溶接箇所がありません。一枚のチタン板から削り出しています。見た目は弱そうに見えますが、溶接箇所が無いという事は非常に強度に優れているという事になります。


■Old&New

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テンプルの先が太くなっていて重量バランスがよく、古典的なデザインに現代のカラーリングを用いたクラシックフレームです。頑丈で型崩れしにくいので、常に眼鏡装用が必要な屈折度数の強い人に人気があるフレームです。


■甚六

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『セルフレーム』と言われるプラスチック製フレームの素材はセルロイドだけでしたが、現代では「セルロイド」と「アセチロイド」という2種類があります。流通量の9割がアセチロイドで、1割がセルロイドです。透明性に優れ発色の良いアセチロイドに対し、腰が強くて変形が少ないのがセルロイド。貴重になりつつある「Japan Quality」です。


■face-fonts

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上と下で色が異なるのが特徴で、よく見るとハーフリムレス仕様になっている手の込んだ作りになっています。メンズ・レディース共に揃っておりますので、人とは違うメガネをお探しのお客様におすすめです。


■dun跳ね上げ

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近視の人が老眼になると、小さな文字は眼鏡を外した方が見やすくなります。跳ね上げ式フレームなら眼鏡をかけたままで前枠を上げるだけ。裸眼で手元がちょうどよく見えるなら、遠近両用レンズを使わないで御自身の眼で文字を見た方が鮮明です。


■エクラージュ/ルモア

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婦人用メタルフレームです。上下の幅が広いタイプは遠近両用に、上下の幅が狭いタイプは遠方用や老眼鏡に。軽量チタンなので一日中の眼鏡装用に向いています。



 

  Materials  

視能訓練士からも高い評価

 
本社は韓国の「釜山」です。商品開発の原点は、「社長ご自身の息子さんが「斜視」のために幼いながらも眼鏡矯正が必要だったこと。」「眼鏡をかけていても、いつもズレ下がっているのが気になって仕方なかったこと。」

幼い子供の顔にも、きちんとフィットする眼鏡をいろいろ探しまわったが見つからず・・「見つからないのであれば自分で作ればいい!」これが”TOMATOGLASSES”のはじまりです。

■tomatoglasses

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子供専用メガネ『TOMATO GLASSES』。当店では2歳から小学生までのお子さんがお求めになっています。シンプルなone colorの他、迷彩風の柄やスケルトンハートも。
顔の奥行きに合わせてテンプル(つる)をカットして、耳にかかる部分はケーブルなので常にフィットします。哺乳瓶と同じ素材で作られていて衝撃・耐熱に優れています。交換用パーツも付属します。


  Materials  

■vanni

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アセチロイドの『italian eyewear』です。素材が樹脂なのにフロント上部はレザー張りのように仕上げてあります。こういうフレームは、国産ではまず見られません。
※外国製なので鼻あて部分が低い作りになっております。お客様の鼻にフィットしにくい場合は鼻あてを取り付ける加工をして納品させていただきます。


  Materials  

■oxibis

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良質なアセチロイドの『french eyewear』です。ビビットなカラーが特徴です。瞳孔間距離が狭い日本人女性にも適合するので取引きを始めました。上下幅が広く遠近両用レンズをお使いになる場合も最適な寸法です。
※外国製なので鼻あて部分が低い作りになっております。お客様の鼻にフィットしにくい場合は鼻あてを取り付ける加工をして納品させていただきます。


べっ甲 ・ K18 ゴールド(金無垢)

べっ甲は、カリブ海やインド洋など、赤道近くの暖かい海に生息している「タイマイ」というウミガメの甲羅が原材料です。タイマイの甲羅は温めると自由に曲がるという特性があり、また複雑な構造をしているため、人工では製造が不可能です。1993年、ワシントン条約により甲羅の輸入が禁止されました。

よって現在は1992年以前に輸入したべっ甲を使用しています。甲羅の表面には「黒・赤茶・虎柄」があり、甲羅の裏面の尾の付近には、ごく僅かしか取れない貴重な「白」があります。

 
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  Materials  

■べっ甲 / 金無垢

 
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●左が【白茨甲(しろばらこう)】です。丁番、リムすべてK18を使用しております。白甲よりも斑(ふ)の入った白茨甲を好む人も少なくありません。眼鏡の中でいちばんの高級品となります。
●右が【トロ甲】です。こちらは18金ではなく、金張り(1/20 12KGF)です。非常に軽くてお求めやすい価格となります。
 
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●左がK18、右がK14WGで両方共に婦人用の縁なし眼鏡になります。やや小さめのレンズサイズになっておりますが、縁がないのでレンズの大きさは自由に変えられますので御安心下さいませ。

誰もが知る最高級の貴金属素材。古くから流通している金属であり、市場によって価値の変動はあるものの、貨幣とは違う世界共通の永久資産です。製品にするには金の純度が100%である24金では柔らかく傷も付きやすいので、割金をして18金(18/24=75%が金で残りの25%が別の素材)として扱います。割金との比率によって一般的なK18(イエローゴールド)の他にK18PG(ピンクゴールド)、K18WG(ホワイトゴールド)等さまざまな色合いを表現できます。

金は重たいというイメージを抱きますが、広く流通している軽量のチタンフレームとは違ってゴールドならではの心地よい重さと充実感は他の素材では表現できない魅力です。また、金は劣化しにくい素材でもあり、表面が変色しても磨く事によって光沢を取り戻します。K18フレーム単体としてだけではなく、天然素材の鼈甲との組み合わせも根強い人気があります。


瞳孔間距離が広い人、狭い人

 
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  Materials  

■小PD用フレーム

 
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PD(瞳孔間距離)に合わせた紳士 / 婦人用フレーム
身体の大きな男性は細くて小さなフレームよりも、大きなフレームの方が似合いますし、瞳孔間距離も広いので瞳が枠の中心にくるよう、サイズを上げても問題ありません。小顔で瞳孔間距離が狭い人が大きなフレームをかけると、枠の見にくい内側に眼が位置してしまうので、サイズには注意を払って下さい。瞳孔間距離というのは「広い人 / 狭い人」がいますから、眼鏡フレームは大人用でも小さなフレームから大きなフレームまであるのが当たり前なのです。


超軽量高級チタン素材ツーポイント

 
 
 
 
 
 
 
 
【NASA公認】宇宙飛行士が宇宙へ旅立つ時に選んだメガネとしてあまりにも有名です。 2006年にはスペースシャトル「アトランティス」に乗り組んだ宇宙飛行士6名全員が.Silhouette(シルエット)のメガネを装着。

  Materials  

■シルエット

 
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●左のフレームはSilhouette(シルエット)を代表する定番チタンフレーム。蝶番がないため、片手ではかけられませんが、そのかけ心地は10グラム。フレームにもレンズを固定する部分にも一切のネジを用いず、Silhouette(シルエット)社独自の二本の爪とパッキンでしっかりと固定するフレームです。
●右のフレームはテンプルに特殊樹脂素材を用いたタイプ。Silhouette社のフレーム同士ならメンズ・レディース問わず、別の玉形(レンズシェイプ)で作ることが出来ます。例えばこのテンプル特殊樹脂素材フレームを使って、違うフレームの玉形(レンズシェイプ)で作る事が出来ます。


UV「100%」bluelight「94%」カットするレンズ

紫外線以外に強いエネルギーを持つ青色光は、眼底まで到達して黄斑部(おうはんぶ)に悪影響をもたらすとされています。一般的に「ブルーライトカット」と言われているレンズのカット率は40%程度で、それ以上のカット率を求めると染色したようなレンズになってしまいます。

材料に青色光吸収剤を練り込んで作成されるルティーナは無色で94%、ルティーナ専用の薄いカラーをつけると、ほぼ100%のカット率となります。

  Materials  

■ルティーナ

 
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●「左」UVカットだけのレンズに青色光を照射すると通過します。
●「右」UVとブルーライトカットのルティーナに青色光を照射すると、殆ど通過しません。

主に仕事でパソコンを長時間使う人や白内障の手術を終えた人におすすめしております。無色のレンズでも眩しさが抑えられますので、現代のスマホ画面を多く見る生活を考えて通常の遠用眼鏡としてもおすすめします。
参考ページは、こちら


投稿者: 眼と眼鏡

Birthday : 1972年2月22日 平成4年から東京医科歯科大学眼科医(助教授)の開業する横浜市緑区長津田「今川眼科」にて検眼の基礎を学んだ後、東京都多摩老人医療センター眼科(現:多摩北部医療センター)・豊島区「駒込眼科」・江東区「さとう眼科」・中野区「のがた眼科クリニック」・町田市「もりしま眼科」・文京区「駒込みつい眼科」といった、主に開業医を中心として患者さんの眼鏡処方をしてきました。内、約半分は新規開業から関わりスタッフの検眼業務も支援。